教材研究 高校数学

自分の数学観を高める

2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧

数学なんか必要ない

生徒は数学がわからない状態が続くと、数学なんて必要ないという発言をすることがある。この発言をする多くの生徒は「数学がわかりません」という意味と同義の意味でこの言葉を発することがしばしばである。もちろんその発言の背景になにを考えているかを探…

模範解答を作成する

模範解答を作成すると、正しい語句の扱い方に気を使う。今まではただ読み流していた解答が、自分で書くとなると正しい使い方なのか、その文は論理的に正しいかを常に突きつけられる。模試の模範解答を自校生徒のために、書き直す必要がある際に言葉の捉え方…

模試を活用する

模試は生徒の中でも関心の高い試験の一つである。生徒は模試の結果で一喜一憂し、数学の定着度の一つの指標になる。模試の難易度は生徒の学習到達度にあっているとは限らず、学校によっては大半の生徒にとって難易度が乖離しているという状況も起こりうる。…

生徒の挑発

生徒は虐待関係の人間関係を持ち込むために、教員を挑発することがある。その挑発は問題行動として現れることや、会話の中で大人を試すような会話をしてくる。この大人は自分のことを受け止めてくれるのかを試してくるのである。問題行動を見逃すことはその…

生徒を置いて行ってしまう

授業をやっていると、未だに生徒を置いてきてしまうことがある。今日はある角度の正弦、余弦、正接を求める方法の学習をした。弧度法から度数法へ変換してから三角関数へ変換するのではなく、弧度法は2直角をn等分した動径から、三角関数への変換を行うこと…

教材研究

授業でなにを伝えたいのか。生徒がなにが分かっていなくてなにを伝えたいのか。指導者がなにをその授業で伝えたいのかを明確に持つことが、その授業でどのような発問や活動をするのかにつながる。微分の授業で、微分とは虫眼鏡で拡大することだ。ということ…

動画授業との違い

さまざまな動画サイトに、学習を支援する動画が溢れている。しかし、動画と生の授業では生の授業の方が生徒を伸ばせるはずである。知識を伝達するだけなら系統立てて説明する動画授業の方が効率的であると主張する人もいる。しかし、動画では生徒の理解度を…

すごい人に出会えること

読書をする中で、この人はすごい。会ってみたいという著者に出会えることは読書をする上での楽しみや醍醐味である。しかし、現実世界で出会えることは、年に一度機会があるかないかの幸せな瞬間である。人間は思考する生き物である。そのため、言葉にしない…

表記の揺れに気をつける

生徒に証明をさせるときに、接続詞を適切に使うことができない場面に遭遇できないことがある。「よって」や「したがって」などの言葉は順接の接続詞として、証明の記述に登場する。証明の単元に限らず、数学の記述をする際には接続詞を扱い読み手に伝わる解…

子供の甘さ

高校生と言えども、自分たちで共同生活を行うことは難しいのであろう。学校には必要か不必要かは置いておき、さまざまな校則がある。目に見える校則を守ることから、公共の場でのマナーを守ることまで、一部の生徒にとっては生活が縛られているように感じる…

間違いから始める

生徒に発言を求める時、生徒が間違ったことを言うことは多くある。その時に、どのような対応力を見せるかはその教員の力量が多く見られるところである。生徒の発言から、なぜその間違いが起きたのかを類推する力が求められる。生徒の間違った理由がわかるこ…