教材研究 高校数学

自分の数学観を高める

生徒を置いて行ってしまう

 授業をやっていると、未だに生徒を置いてきてしまうことがある。今日はある角度の正弦、余弦正接を求める方法の学習をした。弧度法から度数法へ変換してから三角関数へ変換するのではなく、弧度法は2直角をn等分した動径から、三角関数への変換を行うことの利便さを感じさせたかった。しかし、単位円での説明に入る前の、有名角の直角三角形を作図して三角関数を求める所が十分習熟していなかったために、自分の説明が裏技的な印象を生徒に与えてしまった。数学は教師の説明も大切であるが、生徒が問題に解く準備ができていれば、説明などしなくとも問題を解くことができる。そのため、説明をすることより、問題を解く準備を中心発問の前にしっかり準備させることが必要である。今日の授業で振り返ると、もう少し単位円以外の有名角の三角関数の学習を習熟させる必要性がある。