教材研究 高校数学

自分の数学観を高める

模試を活用する

模試は生徒の中でも関心の高い試験の一つである。生徒は模試の結果で一喜一憂し、数学の定着度の一つの指標になる。模試の難易度は生徒の学習到達度にあっているとは限らず、学校によっては大半の生徒にとって難易度が乖離しているという状況も起こりうる。学校は受験のために、教育しているわけではないが、数学的な様々な活動をするためにも、模試でしっかりと成績を残せるように生徒の学力を保障していかなければならない。そのためには過去問と現状の生徒の学力差を埋めるために、演習問題を選び生徒に解かせるように学習を促していくわけである。しかし、教育課程内の授業では、模試の問題を意識した問題を行えるほど授業時間に余裕があるわけではない。そうなると、課題や志願者への補修で対応していく他ならない。成果を出すために、授業生徒の時間を使わせてもらおう。