教材研究 高校数学

自分の数学観を高める

自分の抱えるモヤモヤ2

続き

そんな中教員採用試験を受けた、正直倍率は7倍ほどあったので受かる自信はあまり無かった。ただ教員採用試験の問題は教科書レベルの問題であるため、この問題で選考がかけられるのかという思いはあった。自分は一次二次ともに満点であり、この問題間違える人は流石に教員にはなれんだろうと個人的には思ってしまう内容であった。しかし、その試験が何年も同じような難易度で続いていることは、その試験で選考が出来てしまう集団が教員であるということである。

 そして教員生活が始まった。教員生活は楽しいのだが、生徒の前に立つと自分の不勉強さを自分で自覚してしまう。今はその原因を教科の単元のつながりを見ることで解消を目指している。解くという作業ではなくて、解答をじっくりと読む。解説がなぜその思考に至ったのかをよく考えることで自分の今まで勉強してこなかった内容を吸収し力になっていることを感じている。 

 そして、そんな自分のことを棚に上げて言いたいことが一つモヤモヤしていることがある。

 数学の解答が作れることは最低条件であるはずなのに、あの教員採用試験のレベルでいいのかという疑問。そして、その程度の答案しか作れないのに部活に時間を取られ、結局教員の教科の力が大して身についていないように感じてしまうこと。

 教員の質の低下だとかいうつもりはないがモヤモヤすることはある。