教材研究 高校数学

自分の数学観を高める

自分のやったことのない競技の指導

  教員は部活という慣習に縛られている。中には部活動で学校を決める生徒、保護者もいるため、生徒の関心は高く、授業より部活という生徒も多い。私は、毎年インターハイに出場してきた、高校にやったことのない競技の部活顧問が回ってきている。正直部活の記録はどうでもいいのではあるが、部活を頑張りたくて来ている生徒が多いため、その気持ちをないがしろにするのも申し訳なく、部活に顔を出し生徒たちの様子を見ることは自分ができることとして行なっている。しかし、高校生も勝ちたい気持ちがあっても、自分たちで地道な練習に丁寧に取り組むことができない。自分には技術や知識がないため、どうしても精神論になってしまう。学習指導では、精神論で指導することはなくても、自分に知識がないところでは、頑張れとしかいえないのである。これからの時代、部活は縮小することはあれど、拡大することは無いと思う。自分が部活の勉強をすることは無い。しかし、生徒への申し訳ない気持ちはどこにも消えることは無い。