教材研究 高校数学

自分の数学観を高める

数学の問題を解くこと

数学の問題を解く時、昔の自分は極端に言えば知ってる問題ならば解くことができ、知らなければ解くことができなかった。今は数学への取り組み方が変わってきている。一問一答のように、問題ごとに解答を一対一で覚えるという弱い理解では、数学を真に楽しむこと活用することはできない。一問に対して、いくつもの解法を思いつくことはもちろん、解法がなぜ発想として出てくるのかを、言葉で説明できなければ、深い理解には繋がらない。

  解法が複数出てくる問題は、良問の条件の一つになる。また、具体例や実験などを通して、背景にあるより抽象的な高度な数学に触れることが出来ることも良問の条件である。数学の問題が表面的にどれほど高度に見えても、最後は基礎的な内容に落ち着くことが大半である。良問を解くことが力をつける近道だと思う。良い問題を精選していこう