教材研究 高校数学

自分の数学観を高める

教材の誤植

 自作の教材に解答を作成する。問題の解説を載せることや、解答に至る考え方などまとめて配布をしている。しかし、なかなか誤植がなくならない。簡単な計算ミスや生徒にとっての解答の飛躍など、生徒が読む際にすんなり読むことができない箇所が出てきてしまう。考査の解答と一緒で、時間のない中での見直しでは、見落とす箇所が出てくる。一発勝負で、正確にツボを突いた解説を載せないといけない。

  それでは、生徒のツボを正確に突く解説とは、なんなのか。自分の見ている生徒たちは、情報のアクセスが弱い、扱っている問題に、過去の内容が出てきたときに、すぐ頭に基礎事項が出てこない。そのために、問題用紙の最初に、扱う内容の基礎的な問題を出題し頭に印象付ける必要がある。授業では、多様な考え方に触れさせたいが、解答では紙面の都合もあり、一つか多くて二つ程度しか、解説を載せることができない。そのため、有名な解答を載せるため、必然的に問題集の解答と近くなる。しかし、その問題の多様な解答の中に通じる、重要事項や条件を要点としてまとめ、その条件を満たすことに注意しながら、解答を作れば、解答に近づけることは日々の授業で生徒に意識付けていく必要がある。

  生徒が解答を見たときに、生徒の視野が広がる解説を書いていきたい。まだまだ、その境地に立てていない研鑽を

続けなければ。