たまたまの出会い

 最近パシフィックヒムの録画を見返していたら、内田理央の回で声を出して笑ってしまった。最近は映像を見て声を出して笑うことが少なくなっていると思う。人との会話で笑顔になることは、楽しい時間を共有していることよりも、相手が過ごしやすい環境を整えるために笑顔を出し合っているのかもしれない。そのため、誰かのために笑うのではない、一人で映像を見ながらの笑いに昔を懐しむ気持ちになった。

 昔は腹を抱えて友人の冗談に笑っていたのに、最近は面白いと感じることが知識がつながるときや新しい見方を知ったときに変わってきている。そのため、面白さが自己完結してしまい、純粋な笑いが少なくなってしまっている。プライドか虚栄心か自分の心を開くことは、言葉で書くより難しい。

 今は、おっさんずラブを劇場で見るために、毎日ドラマを復習している。たまたま、だーりおが出演していることを知り、運命を感じている。だーりおから笑顔になる力をいただいて少年の心を取り戻す。