教材研究 高校数学

自分の数学観を高める

数学オリンピックチャンピオンの美しい解き方から学ぶ

近くの古本屋さんに立ち寄った時、前から気になっていた本が売っていたので衝動買い。この2週間くらい並行読みで読み進めている。ただ、ペンなしではわたしには厳しい内容なのでゆっくりゆっくり味わいながら進めている。買う前からポリヤの問題をいかに解くかに似た内容ではないかと思いながら購入、やはり予想通り第1章では、問題解決のストラテジーを著者の言葉で書き直している印象である。しかし内容としては、数学オリンピックの問題であり誘導がないため、どのように問題解決者が考えているのかを知ることができ、そこが面白い。練習問題では泥臭くも数学を楽しめる問題が多い印象である。第2版前書きで著者はこのときの解説を素朴であると記している。わたしもこの解説が素朴であると感じられる境地に立ちたいと言う思いと、このような15歳がいたと言う事実を覚えていたい。