教材研究 高校数学

自分の数学観を高める

数学ガールの秘密のノートといえど

数学ガールシリーズは全て今まで読ませてもらっている。数学ガールには、数学の面白さを知るきっかけをたくさんいただいている。多くの人に手にとってほしいシリーズである。特に、ある考え方を導入する際のアイデアに毎度感嘆させられる。秘密のノートシリーズは、数学にある程度精通しているものなら、小一時間で読めるものである。現に私もそうであった。しかし、最新のビットとバイナリーでは、私の不勉強なところがあり、3時間ほどかけ読了した。おそらく、この分野の内容としては非常に基本的な事なのであろう。それは、初学者の私にも読んでいると伝わってきた。いつも秘密のノートシリーズは私の視点では、簡潔で非常にウィットにも飛んで面白い内容である。いつもなら、テトラちゃんにそこは確かにつまずきやすいよねと寄り添いミルカさんの説明と引き出しを自分と比較していた。しかし、一点初学者としてこの本に相対すると、ユーリの視点で一歩進んで、また一歩進むという、専門書のような一冊になってしまった。日頃の生徒も最初の概念に相対する時、一歩ずつ当たり前のように進んでいる

 

別件であるが、最近は数学と哲学、小説など読書傾向にかなり偏りが出てきてしまっているのは反省である。